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クリニックで行っているaga治療の方法

男性の薄毛の大部分を占めるagaは、生え際から頭頂部にかけての部分に集中するのが特徴で、M字ハゲやO字ハゲなどと表現されています。基本的には単なる生理的な現象に過ぎず疾患ではありませんが、見た目が大きく変貌してしまうので社会的な影響を受けることは避けられません。特に、10代や20代といった若年期に発症した場合は、周囲にほとんどいないということで目立ってしまい、精神的に大きなダメージを受けてしまうというケースも少なくはありません。 ただし、現在ではかなりの高確率で進行を防止する治療が考案されており、クリニックで実施されています。その方法はプロペシアという内服薬を投与するというもので、早い段階で取り組んだ場合は元の状態にまで回復させることが可能です。

男性の薄毛の原因と改善するための方法

agaは、生え際から頭頂部にかけての毛根内部に存在しているⅡ型5α-reductaseという還元酵素が、男性ホルモンのテストステロンを変換することにより、作り出されたDHTという物質が原因で発症する脱毛症です。 このDHTは、本来は男性生殖器の発育をサポートするという役割を担っているのですが、毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結合した場合は、TGF-βという脱毛因子を誘導します。これにより、成長期の髪の毛が退行期や休止期に移行するので、成長途上で抜け落ちるようになります。 クリニックで実施されているこの症状に対しての治療の方向性は、Ⅱ型5α-reductaseの酵素活性を阻害するというものです。これにより、原因物質のDHTの生産量が減少するので、狂わされていたヘアサイクルが元の状態に回復し、髪の毛は途中で抜けることなく成長するようになります。

治療薬の作用機序と期待できる効果

クリニックで行われているaga治療の中心は、プロペシアという内服薬を投与するという方法です。この治療薬は、世界60ヵ国以上で使用されており、日本でも2005年に厚生労働省から承認されています。ちなみに、1年間かけて実施した臨床試験によると、被験者の58%に軽度改善以上の効果が、98%に不変以上の効果が確認されています。 この様に、顕著な効果を期待できるということで、プロペシアは飲む育毛剤とも呼ばれているのですが、髪の毛に対してダイレクトに作用するわけではありません。具体的な作用機序は、Ⅱ型5α-reductaseの活性を阻害するというもので、これによりDHTの生産量が抑制されることにより、髪の毛の成長が正常な状態に回復することになります。 このために、毛根が機能を喪失したような状態にまで進行すると回復させることは困難となるので、出来るだけ早い段階で投与しなければなりません。ちなみに、薄毛を回復させられる限度としては、発症してから5年~10年が経過するまでと言われています。